アナログお絵かきを始めてみない?
こんにちは (๑′ᴗ‵๑)
植物の写真を撮ったり、博物図譜の絵を見るのが好きで、ちょっと真似してみたいな〜、なんてふと思ってしまい、100万年ぶりにアナログ画材の世界に戻ってきました。
道具の置き場所がないとか、手が汚れるとか、失敗したら修正が難しいとかで、さっさとデジタルに移行してしまった過去がありますが、デジタルの進歩に逆に疲れ気味。そんな時に植物画ならどんな画材がいいのかな〜なんて思ってたら目に止まったのがこちらです(その後、リニューアルしてセット色が少し変わりました)。
よくある基本24色セットとボタニカルアート(旧セット)の比較。
2つを比較すると、ボタニカルアートセットは緑系が多いのが特徴。花によくある美しい赤紫系の色もあります。
その代わり、人の肌に使うような色が削られています。透明水彩は白と黒は基本的に使わないからセットで買うともったいないという説明をよく見ますが、全く手探り状態ならセットもいいのではないかと思います。でも新セットでは白と黒は削られていました〜。
ボタニカルアートセット、リニューアル後の色の違い。
その後、ボタニカルアートセットがリニューアルされました。リストアップしてみると、かなり変更があります。
緑系を減らして、赤や紫系を増やした感じで、葉っぱよりお花にシフトしたのかも。
今回のセットはチタニウム ホワイトと黒系のアイボリブラックが消えて、ニュアンスのあるグレー(ペインズ グレイ)と、濃いめのブラウン(バンダイキ ブラウン)が入っています。緑が減ったのは残念ですが、個人的にリニューアル後のほうが好みです。
□ ● W003 チタニウム ホワイト
■ ○ W007 ピロール レッド
■ ○ W010 クリムソン レーキ
■ ● W011 カーマイン
■ ● W013 オペラ
■ ● W019 バーミリオン ヒュー
□ ● W033 レモン イエロー
■ ● W034 イエローオーカー
□ ● W037 パーマネント イエロー ディープ
■ ○ W040 カドミウム イエロー レモン
■ ○ W043 カドミウム イエロー ディープ(耐光性あり)
■ ● W050 イミダゾロン イエロー
□ ● W061 ビリジャン ヒュー
■ ● W062 フーカス グリーン
■ ● W066 パーマネント グリーン NO.1
□ ● W074 オリーブ グリーン
■ ● W075 サップ グリーン
□ ● W077 リーフ グリーン
■ ○ W090 コバルト ブルー(高価)
■ ● W092 セルリアン ブルー
■ ○ W093 ウルトラマリン ライト
□ ● W094 ウルトラマリン ディープ
■ ● W097 プルシャン ブルー
□ ● W099 ターコイズ ブルー
□ ● W101 ピーコック ブルー
■ ○ W110 コバルト バイオレット ライト(混色で作れない)
■ ● W115 パーマネントバイオレット
■ ● W120 キナクリドン バイオレット
□ ● W131 ロー アンバー
■ ● W133 バーント アンバー
■ ○ W134 バーント シェンナ
□ ● W138 アイボリ ブラック
■ ○ W139 バンダイキ ブラウン
■ ○ W156 ペインズ グレイ(使用頻度が高い)
■ ○ W175 ブライト バイオレット(混色で作れない)
■=新セット ●=旧セット
□=新セットにない色 ○=旧セットにない色
ボタニカルセットが手に入らない時は、上のリストを参考に単品で揃えることも可能です。
ホルベインの透明水彩絵具のカラーチャートはこちらをご覧ください。
外部サイト:ホルベイン 透明水彩絵具 5ml W422 108色 全色セット
固形の透明水彩絵の具、何を買ったらいいのか迷ったら?
透明水彩絵の具にはチューブ入りの絵の具と、ある程度乾燥した固形のチロルチョコみたいな形の絵の具があります。
固形絵の具の入っている容器をパンといい、フルサイズのものをフルパン(ホールパン)、ハーフ(半分)サイズのものをハーフパンと読んで区別しています。下の画像はハーフパン。
固形の絵の具を買う以外に、パン専用パレットと空のパンを購入してチューブの絵の具を自分で詰める方法もあります。私は今回、空のパンに自分で詰める方法を取りました。不透明水彩を入れてもOKです。
パンの底(外側)にマグネットシートを貼り付けると缶ペンケース等に入れても動かなくて便利です(アルミ製だとくっつかないので注意)。
絵の具の品質は価格に比例するので予算で選ぶことになります。
下はだいたいの価格帯の区分。カッコ内は参考のために載せた「メタルパレットの24色セット」の定価か希望小売価格です。シュミンケとターレンスとW&Nは、それぞれ2つの価格帯で展開していますが、パンのサイズは同じなので、安いセットから初めても上位カラーに変更できます(他のメーカーは不明)。2018年現在の価格です。
また、学童用の不透明水彩絵の具は単品でも同じ値段ですが、透明水彩絵具を単品で購入すると色によって価格が違います。
誰もが絶賛する最高品質。お値段も最高。
・シュミンケ ホラダム(¥28,836)
シュミンケよりお手頃だけどプロ用レベル。
・マイメリブルー(¥24,840)
・ターレンス レンブラント(¥17,280)
・ラウニー 専門家用(¥17,280)
・ホルベイン パンカラー(17,280円)
・W&N プロフェッショナル(¥14,288)
本格的だけどお手頃価格のセット。
・シュミンケ アカデミー(¥13,932) 単色販売なし 上位互換あり
・ラウニー アクアファイン(¥11,880)
・ターレンス ヴァンゴッホ(¥8,640) 上位互換あり
・W&N コットマン(¥6,642) 上位互換あり
初心者向けのお試しセット
・ホルベイン 固形水彩絵具 透明ケーキカラー 12色
・呉竹 透明水彩パレット 12色
・サクラクレパス 固形水彩 プチカラー 12色〜60色
Amazonなんかには中華系のよくわからないけど激安セットなんかがあります。個人的には、下のとか、価格的にもデザイン的にも良かったです。透明か不透明か書いてないけど、買ってみたら透明水彩でした。