比較レビュー | ペんてる「ネオセーブル」 サクラクレパス「ネオセブロン」 あかしや「アートセーブル」 初心者用絵筆の比較

絵筆 ペんてる ネオセーブル サクラクレパス ネオセブロン あかしや アートセーブル

身の回りには好きなデザインを置きたい派。

こんにちは (๑′ᴗ‵๑)
以前ホームセンターで間に合わせで買ってしまったぺんてるの「ネオセーブル」、デザインが好きになれず、使うこともほとんどありませんでした。好みじゃないものを適当に買ってしまって失敗しました。

新しくサクラクレパスの「ネオセブロン」とあかしやの「アートセーブル」という画筆を購入したので比較してみました。見た目だけなら黒軸のあかしや製が一番好みです。あかしやの「アートセーブル」には転がらないショートタイプもあります。素材は全部人工毛です。ネオセーブルとネオセブロンは学校指定にもなってるようです。使ってみての第一印象はこんな感じ。

  • ぺんてる:筆ペン屋さんの絵筆
  • サクラクレパス :画材屋さんの水彩筆
  • あかしや:筆屋さんのオールマイティ画筆

ぺんてる「ネオセーブル」 0号は面相筆に近い感じ。

ぺんてる「ネオセーブル」の、0号・6号・14号のセット。置いても転がりません。

1060x660 Pentel Neo Sable

ぺんてるの筆ペンの穂先が一番好きなので期待してましたが、実際に使用すると、筆の根元の奥(中央)に色が残りやすく、洗っても洗ってもずっと色が出てきます。前に使った色と、次に使う色が下手したら混じってしまいます。

1060x660 Pentel Neo Sable

よく洗って乾燥させた後で、また水を付けると根元からじわ〜と残ってた色が出てくるくらいに色落ちが悪いです。このせいで他の絵筆に変えようと思ったのですが、レビューを読んでると気にしてる方は少ないので、使い方次第なのかもしれません。良い面は入手しやすい点。

サクラクレパス「ネオセブロン」 子供用には一番お勧め。

サクラクレパス「ネオセブロン」の、0号・6号・14号のセット。水平の所に置けば転がりません。

1060x660 SAKURA Neo Sebron

少し角度がつくとネオセーブルよりは転がりやすいです。持つところ(青い軸の太いところ)が、三角形に近い形です。3本セットには筆筒が付いてますが不要なのでバラで購入しました。

1060x660 SAKURA Neo Sebron

水含みがいいのはダントツでサクラクレパスの絵筆です。大きな画用紙にのびのびと描くような小さな子供の場合、サクラクレパスの丸筆18号は最適だと思います。

あかしや「アートセーブル」 アクリル絵の具もOK。

あかしや「アートセーブル」の、0号・6号・10号のセット。ショートタイプは転がらないようになっていますが、こちらの普通のタイプは転がります。

1060x660 AKASHIYA Art Sable

個人的には転がるタイプでも特に問題ありませんが、子供が使う場合は転がらないほうがいいかもしれません。単純に好みの問題ですが、普通の形の絵筆のほうが好きです。

1060x660 AKASHIYA Art Sable

15号は買ったばかりなのに軸の塗料にヒビが入ってました。あまり売れてなくてデッドストック的なものだったのでしょうか。あかしやは一番コシが強く、アクリル絵の具や塗料などもOK。なんでもいける標準的な画筆です。

「ネオセーブル」「ネオセブロン」「アートセーブル」のサイズ展開です。

数字が大きくなるほど太くなります。水彩の場合はそんなに色々なサイズを揃える必要はありません。とりあえず基本の3本セットで始めるといいと思います。穂先が長めなのは、サクラクレパスの「ネオセブロン」です。

1060x660 Pentel Neo Sable

ぺんてる
丸筆:0、6、14、18
平筆:6、14、18
軸の長さ(全長) 14号:195mm

1060x660 SAKURA Neo Sebron

サクラクレパス
丸筆:0、2、6、10、14、18
平筆:6、10、14、18
軸の長さ(全長) 14号:207mm

1060x660 AKASHIYA Art Sable

あかしや
丸筆:0、4、6、8、10、12、15、16、18
平筆:4、6、8、10、12、15、16、18
軸の長さ(全長) 14号:240mm
丸筆ショート:0、2、6、10、15、18
平筆ショート:6、10、15、18

実際に塗ってみました。

筆先の柔らかさはこんな感じ。

サクラクレパスのネオセブロン(左)は、穂先が根元からペタっと寝る感じでとても柔らかいです。寝ても元に戻ります。
ぺんてるのネオセーブル(右上)は、筆ペンに近いです。0号と6号は完全に筆ペンの中字と極細って感じです。
あかしやのアートセーブル(右下)は、穂先の先端だけカットされたみたいな、本当に普通の画筆。

1060x660 Painting Brush

一番太い筆に絵の具を十分に含ませて一度にどこまで塗れるのか試してみました。用紙はA6サイズ。穂先の柔らかい順に並べると、サクラクレパス>ぺんてる>あかしやの順になります。あかしやだけ10号で不利なので、15号でも試してみました。水含みのいい順では、サクラクレパスが断トツで、ぺんてるとあかしやは同じくらいです。

1060x660 Painting Brush

一番細い筆で、適当に描いてみました。

サクラクレパスは0号も穂先が長めで、付け根から全体が寝る感じでとても柔らかいです。細筆で長く線が引けるのはサクラクレパスとぺんてるで、一度に150cmくらいの線が引けます。
ぺんてるは筆ペンと同じで文字も書けるし、とてもコントロールしやすいです。
あかしやも細い線が引けます。他より太く見えるのは最初に描いたので少し迷いながら色を塗ってたせいかもしれません。続けて線を引くと70cmくらいが限界。

1060x660 Painting Brush

個人的には、ぺんてるは色が残るのでナシ、0号はあってもいいかも。サクラクレパスの太筆は手放せません。お金に余裕があれば高級筆↓を買って道具から入ってもいいと思います。😳ホシイ