セーラー万年筆の顔料インク、ブルー系3色が揃いました。
こんにちは (๑′ᴗ‵๑)
わーい!蒼墨がやっと到着。このタイプのインク瓶(50ml)は初めてです。上から見ると真四角じゃなくて長方形なんですね。そして、相変わらずラベルがかなりとんでもない位置に貼り付けられてます(予想のつくような事情なら許せる)。今までの瓶と比べて高さがあるので、うちの机の引き出しには入りませんでした。
リニューアルしてインク瓶のデザインが変わった極黒と青墨。
以前購入したリニューアル前の「青墨」はこちら。安定感があって倒れにくいガラス瓶。高さが5.5cmくらいの引き出しなら余裕で入ります。中にインクリザーバー(インク溜め)が標準で付いているので、インクが減ってきてもコンバーターで吸い上げられるようになっています。
新たに加わった「蒼墨」も含めてデザイン一新です。蒼墨は蓋が綺麗なんですよね。光が当たると青く輝くんですよ。ラベルも雲龍紙かなんかで、繊維がキラキラします。
リニューアル後の極黒と青墨の蓋もキラキラしてるのかはわかりません(お店の画像を見ると青墨は同じテイストっぽい)。インクリザーバーが別売りになってしまって残念。
顔料インクのブルー(ストーリア)・青墨・蒼墨、インクの色味の違いを比較。
3色を比較してみました。なるべく近い色になるように補正してあります。文字だと下の画像のような感じです。拡大してるので違いがわかりますが、細字で普通の文字サイズの場合、青墨と蒼墨はあまり区別つきません。
青墨のほうが濃くて彩度が高めではっきりしている感じ。蒼墨も濃いことは濃いんですが、曇ってる感じの色です。薄めるとよりわかりやすくなります。
無理やりインクをドバーッと置いて濃淡を出して、わざと反射させながら撮ってみました。
ブルー(ストーリアのナイト)
青の彩度が最も高いです。コバルトブルーみたいな色できれいめ。
青墨(せいぼく)
縁に赤みが出やすいインク。レッドフラッシュが最も顕著です。「紺」て感じの色。極黒より耐水性が高いです。
蒼墨(そうぼく)
黒っぽくくすんだ群青色かな。以前、戦前戦中くらいの古書をたまに買ってましたが、蒼墨はその中にある万年筆の書き込みの色に近い気がしました。私の勝手なイメージですが、蒼墨は昭和初期の印象で、レトロ感のある色です。
耐水生顔料インクの他のカラーに興味があったらこちらもどうぞ。
万年筆用の顔料インクについて。
振り返ってみると、ペンには実用性を求め、すべて耐水性のものを選んできました。万年筆のインクも実用目的なら、やはり耐水性を選びたいと思います。
使用する前は、微粒子とはいえ顔料ってなんだか詰まりそう…という勝手な思い込みで不安になってましたが、乾き切らなければ大丈夫とのこと。ハイエース ネオ クリアで使用して一週間くらい放置することがあっても今のところ特に問題はおきていません。
耐水紙では耐水インクの効果が打ち消されてしまいます。
水を垂らして青墨の耐水実験!……すごく滲んでいます。耐水実験なので気合を入れて耐水メモ用紙を使用しました。耐水メモ用紙は、原料が木材ではなく、ポリプロピレン樹脂から作られています。水が染みない紙なのでインクも定着しにくいのかな? こんな結果になってしまいました。紙の選択を間違えたようです💦
ユポ紙 x 水性インク ほとんど流れる
ユポ紙 x 油性インク 耐水
ユポ紙 x 顔料インク 流れるけど色によって定着率が違う
それでも十分読める状態でインクが残っています。ここまで残ればかなり優秀です。
普通の紙のノートなら、「青墨」の耐水性はものすごく優秀。
普通のノートで試してみました。乾燥直後からシッカリ耐水になってます。少し薄めの紙を使用しましたが、かなり盛らないとインクも裏抜けしません。その点でも顔料インクは使いやすいですね。
コクヨやリヒトラブなどの標準的なノートやリーフなら全く裏抜けしません。ダイソー製品の一部には顔料系でも裏抜けするものがあります。
顔料インクのデメリットは、洗ってもペン芯に色が残ってしまう点。透明な万年筆には同色系のインクを使うことをお勧めします。
セーラー万年筆のブルーブラック(水性染料)も紹介。
暗めのブルーブラックが欲しくて買ったOHTO(オート)のブルーブラック、小瓶に移し替えた直後にひっくり返してしまいました💦 しばらく凹んでいましたが、セーラーのブルーブラックも暗い色だと聞いて購入。
「蒼墨」のインク瓶の蓋がキラキラしててお気に入りだったので、こちらはどうかな〜と思ってましたが、普通の黒でした。
「蒼墨」にかなり近くて、ちょっとだけ暗いかなって感じです。OHTO(オート)のブルーブラックは、少し紫が入ってる感じでした。