低価格万年筆のお勧めはどれ?!
こんにちは (๑′ᴗ‵๑)
本体1000円程度を目安にしています。上から…
- プラチナ preppy(プレピー) 02/03/05
- プラチナ プレジール 細/太
- パイロット kakuno(カクノ) EF/F/M
- エルバン hp2200 Mのみ
- セーラー ハイエース ネオ クリア Fのみ
この中では、プレピーだけ格安ですが、中身はプレジールと同じです。外見が万年筆っぽい「プレジール」は1000円(税抜き)。
ペン先の比較画像。
エルバンとカクノの軸に段差があるのは、この段差がインナーキャップと噛み合うようになっているからです。プレピーのインナーキャップはバネで押し戻されるようになっていて密閉度が高くなります。ハイエース ネオ クリアは、アルミキャップの内側に樹脂製インナーキャップが埋め込まれてて、こちらも乾燥しにくいように思います。
インクが乾きやすいと思った万年筆は?
使ってみて、インクの乾燥が早い!と感じたのがカクノとエルバンです。その後、カクノはキャップの穴を塞いだので乾燥しにくくなりました。
⭕️プラチナ preppy(プレピー)
❌パイロット kakuno(カクノ)
❌エルバン hp2200
⭕️セーラー ハイエース ネオ クリア
ペンの裏側(ペン芯)の比較画像。
エルバンがまだら茶色みたいになっているのは、たまたま入っているインクがキプロスのキャロブで、金粉が溜まってるせいです。カクノは最初に見た時、鯨のお腹を思い出しました。裏から見るとセーラーのハイエース ネオ クリアは本当にきれいです。ですが、顔料インクを使うと色が落ちにくくて目立ってしまいます。
インクの出やすさは?
書きやとともにカクノが抜きん出ている感じです。エルバンは最初全然インクが出なかったこともあり、個体差かもしれませんが、お勧めしません。
⭕️プラチナ preppy(プレピー)
⭕️パイロット kakuno(カクノ)
❌エルバン hp2200
⭕️セーラー ハイエース ネオ クリア
各万年筆とコンバーターの対応は以下の通りです。
セーラーは新たに8色のコンバーターを発売しました(ストーリアと同じカラーリング)。今までの黒白と合わせて全10色。
- プレピー:700(銀)/500(金)
- カクノ:CON-40/CON-70
- エルバン:付属
- ハイエース ネオ:14-0504(透明感)/14-0500(黒)M、他
1位 正直なところ「カクノ」が一番書きやすいと思いました。
いきなりの結論ですが、書きやすさの点でお勧めするなら、断然「カクノ」です。ネックだった本体カラーも透明軸の発売で、抵抗がなくなりました。
カクノには、コンバーター(CON-40)をつけて極黒を入れました。顔料インクだとEFは本当に細く書けますね。ペンの滑りもなめらかでした。CON-40は軸に何かを入れたい場合、CON-70はインクを多く入れたい場合に向いてます。
2位 個人的な好みでは「ハイエースネオ」が使いやすいです。
ペンの太さがFしかないのですが、そこそこ細めに書けます。軸の細さ、キャップの締まり、デザイン等、総合的に気に入っていて毎日使用しています。
カリグラフィペンも同じデザインで廉価で出ているので統一感があっていいですね。
3位 プレピーとプレジールは色々とカスタマイズ可能で楽しい。
プレピーとプレジールとマーカーは互換性があるので、組み合わせて楽しめます。安いプラ軸で何色も揃えておいて、その日持ち出す色だけプレジールに組み替えることも可能です(首軸だけ交換します)。
プレピーはペン芯の構造が普通の万年筆と違うので、コンバーターを付けるより、カートリッジにシリンジ(注射器)でインクを入れて再利用するほうが楽かもしれません。
4位 残念ながらあまりお勧めしたくないエルバン。
個体差かもしれませんが、インクは出ないし、書きにくいしで、買うなら日本メーカーのものをお勧めします。好みもあるので全否定はしませんが、私が手にしたものは扱いにくかったです。
エルバンのコンバーターは付属なので、購入時に1500円前後の価格になっています。欧州規格なので、他の欧州規格の万年筆に流用できると思います。
他にもある1000円以下の万年筆。
他にも、新しいペン習字ペン、OHTO、Hmmm!?の他、中華万年筆等いろいろあります。
1000円オーバーしてしまうけど…
もう少しだけお金を出せば、ペリカンの子供用万年筆やLAMYにも手が届きます。