インクと同じメーカーのスケルトン万年筆を買ってみました。
こんにちは (๑′ᴗ‵๑)
エルバンのインクを買うついでに、お試し用に買ってみた万年筆です。セーラーのハイエース ネオ クリアと迷ってましたが、写真を見る限りデザインが良さげだったのでこちらにしました。インクと同じメーカーなら無難かなという思いもありました。吸入器コンバーターも最初からセットです。
ちなみに、Amazonで購入したのですが、今まで利用してきた中で最悪の梱包でした。エルバンのカートリッジインクのレビューを見るとみんな酷い目にあってるんで、なんかエルバンに恨みでもある?😂
エルバンのスケルトン万年筆の外観と部品。
キャップの半分が乳白色なせいで、あまりクリアな感じはしません。本体の素材そのものも少しくすんでる感じで値段なり。蓋はパチンと閉めるタイプ(嵌合式)です。この銀色の輪っかは単体なので、なんだか失くしそう。輪っかは軸の前後の間に挟まってます。接着剤でくっつけたい気分です。
そしてインクを吸入して書いてみたけど、2本のうち1本が、どうやってもインクが出ないーーーー! インクがかすれてほとんど書けません! 頑張ったけど掠れる…ピンクのアンティークブーケの方。
エルバンは中字M、ヌルヌルヌル…という感じの書き味。でも気持ちいいヌルヌル感ではありません。好みの問題かな。文字を書くと結構太い気がします。
ペン先を写真で比較してみました。
個体差ありすぎ! ペパーミントを入れたほう(右)は、インクがスリットに伝わってるのが見えるけど、アンティークブーケを入れたほう(左)は、スリットがピチッと閉じててます。ペンポイントの大きさも全然違いますね。
2本も買ったけど、なんかハズレな気分。
あまりの酷さにインクの出る方を格安でフリマへ。インクが出ない方は手元に置いておいたのですが、青墨を買った際に、試しにエルバンの万年筆に入れたら不思議なことにかすれずに書けました。
エルバンのトラディショナルインクって、いわゆる「フローが渋い」というタイプだそうです。その後、同じエルバンのアニバーサリーインクを入れたら、金粉が入ってるくせにサラサラ書けました。ということで、書けなかったのは個体差も原因ですが、エルバンのトラディショナルインクのせいだったのかも。
そしてまた違うインク(染料系)を入れてみましたが、再び出にくい感じです。書くのに少し筆圧をかけないといけなくて、やはり使いづらいペンという印象です。
酷評したけど、ヴィオレパンセ、ちょっと惹かれるよね。買わないけど。
ダメな万年筆でしたが、インクが乾燥して無くなるのも早い!
書き味があまりにも好みと違ってたためほとんど放置状態でしたが、先日ふと見てみたらインクが空っぽになってました。
え? インクが無くなるの早くない? 使い始めた翌日にはすでにインクの色が濃くなってたので乾燥しやすそうと思ってましたが、やっぱり乾燥しやすいようです。それにしても早い気がする。
ほわっ? キャップにインクが滲みている〜!
久しぶりに見たら、こんなになってました。インクが乾燥しやすいと思って、私がペン先を下にしてペン立てに放り込んでいたのが原因だと思いますが、インクが流れ出てしまうとは…。
アンティークブーケの方は横に転がしてたので、インク漏れはありませんでしたが、何故かやはりほぼ空っぽになってました。キャップにもインクが滲みてるし、これはもう洗うしかないですよね。
コンバーターを使ってると洗う時にも便利。
インクが出にくくなった時も圧をかけてインクを押し出せるし、洗う時もコンバーターで水を吸ったり出したりしてインクを落とせて便利ですね。
ジップロック スクリューロックを利用して水に浸けて一晩放置。食品のニオイがついてお弁当には使えなくなったジップロック スクリューロックです。フタをすれば水漏れしないし便利。エルバンの万年筆は無くしそうな輪っかもあるので、洗わない部品はもう1つのジップロックに投げ込みました。
しかし、ここまでのダメペンだとは思いませんでした。経験上、海外文具ってあまりいいイメージないんだけど、次に買うなら日本メーカーにしようと思います。万年筆は不便を楽しめと書いてる方も多いけど、不便どころか不良品に近い品質で泣いてます。
最終的には、試してみたいという方にタダで押し付けてお別れしました。個体差かもしれないけど辛かった〜。