セーラーの万年筆 透明感「レクル」を使ってみました。
こんにちは (๑′ᴗ‵๑)
どなたかが「ペリスケに青インクを入れて…」と言ってたのをふと想像してしまい、唐突にスケルトン(透明という意味)な万年筆がほしくなりました。私の初めての万年筆です。本当のことを言うと中学生の頃に1本だけ持ってましたが、遠すぎる昔の話でもう覚えていません。
「ペリスケに青インク」というのは「ペリカンのスケルトン万年筆に青いインクを吸わせている」という意味です。スケルトンは骨格のことで英語では透明という意味はありません。日本の俗語で使われる表現です。英語を話せる人が増えてtransparentも普及してきているのでそのうち駆逐されるかも。
セーラー万年筆の昭和レトロ感のあるパッケージ。
最近は割となんでもブリスターケースに入ってる感じですが、ちゃんとプラケースに入って、更に紙ケースに入っていて丁寧な感じです。なんとなく、昭和レトロを感じさせるパッケージ。万年筆としては安い部類なのにちょっと感動。
コンバーターも一緒に購入。
ケースから取り出しました。全体像とペン先のアップです。キャップに軸を挿して使うからかな、意外と短いのですね。全長123mmくらい。
透明感「プロフィットJr.」「レクル」「プロカラー500」の違いは?
セーラーの透明感万年筆には以下の3つがあります。()内はセーラーショップの価格。この中でレクルだけは端がスパッと切りとったような形になっていて好みでした。
- プロカラー500(税込5,400円)
- レクル(税込3,240円)
- プロフィットJr.(税込2,160円)
お値段も違いますが、プロカラー500はニブ(ペン先の部分)の装飾も綺麗だし、他の2つに比べてグレードが上なのかなと思います。レクルのニブはあっさりした刻印で、錨のマークと太さを表すMFしかありません。プロフィットJrのニブも同じ。
本体の素材はPMMA樹脂。透明度も高く強度も耐久性もあります。
PMMA樹脂はアクリルガラスと言われる素材です。レクルもスッキリとして透明度が高く美しい。
ただし、アクリルは有機溶剤に弱いので、エナメルリムーバー、シール剥がし液、一部接着剤などに触れると、溶けて白っぽくなのますよね。怖くて試してませんが(試したくない😅)、とりあえず注意しておきます。
透明感シリーズのレクルを選んだ理由がこれ。楽しみです…
ペンの裏側も透明。綺麗なインク色に染まるはず。
セーラーのインク吸入器コンバーターを取り付けてみます。
どうやら透明な万年筆ではインク吸入器コンバーターというものを使って、好きな色インクを入れるらしい。コンバーター、初めて知りました。そして、初めて使ってみました。インク瓶のインクがこれで吸い上げられるのです。まずはペン先にきっちり押し込んで……
ノブ(お尻の部分)を回すと、中のピストンが前後に動きます。中の空気が押し出された状態で、インクにペン先をつけたら、ノブを回転してインクを吸い上げる仕組みです。
レクスケに雪明です。美しい〜〜!
明るいインクは実用的ではありませんが、スケルトン万年筆に入れると映えるのです〜。セーラーの透明感シリーズのペン芯(細かい溝があるところ)は本当にきれいですね。
金木犀(オレンジ)を入れた感じはこちら↓