【江戸のお菓子】亀戸天神 船橋屋 元祖くず餅(創業文化二年)

亀戸天神 船橋屋 元祖くず餅


こんにちは(・∀・)
東京には江戸時代から続いてるお菓子のお店がたくさんあります。たまにお土産でいただいたりするので、ご紹介したいと思います。まずは、亀戸天神にある船橋屋のくず餅です。黒蜜ときな粉で美味しそう〜に見えますか? 😂



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亀戸天神 船橋屋 元祖くず餅

亀戸天神 船橋屋 元祖くず餅


開けるとこんな感じ。お江戸のお菓子はシンプル包装です。
ん、この葛餅って色が変じゃ……? そうなんです、お江戸の葛餅は葛を使わないくず餅なんです。葛粉は一切使ってません。お江戸のくず餅は小麦のデンプンを発酵させて作る庶民のお菓子です。


江戸時代の澱粉(でんぷん)のお話。

江戸時代の澱粉は、葛・蕨・片栗の3つが主流だったようです。

  • 葛(クズ)はマメ科多年草。田舎にいくと密集してたりする植物。写真で見ると、クズの根は直径10〜15cmくらいの丸太のようなサイズもあって大きめです。
  • 蕨(ワラビ)はシダ植物で、山菜として知られています。ワラビの根は太さも長さも大体ゴボウくらいです。
  • 片栗(カタクリ)はユリ科の多年草。気をつけて見ているとその辺に赤紫の花が咲いているのを見かけます。あの小さな花の根っこなので、アサツキくらいでしょうか(もう少し大きめなものもあります)。それでも花が咲いて根が育つまで8年くらいかかるそうです。一番希少です。

静岡の日坂宿(にっさかしゅく)はわらび餅が有名だそうですが、こちらのわらび餅は蕨を使わず実は葛を使った葛餅なのだそうです。片栗粉は希少なせいか、本物の片栗餅って聞いたことがありませんね。そして、お江戸のくず餅は葛を使わない小麦澱粉餅です。これは、川があふれたりして水浸しになった小麦をなんとか利用しようとして、澱粉を取り出すという工夫から生まれたとも言われています。食べ物を大切にしてたんですね。







亀戸天神 船橋屋 元祖くず餅


さて、船橋屋のくず餅です。
こうして見るとこんにゃくみたいですよね〜。見た目を裏切らない重い口当たりが特徴です。非常に重量感があってお腹もいっぱいになります。本物の葛粉の葛餅をイメージしてると違和感がすごいと思いますよ。江戸時代から続く味で、亀戸天神のお土産という付加価値で買ってしまうことがあるけど、美味しいものが溢れている現代では、心から美味しいかって言うと、少し疑問が……ゴニョゴニョ 😂


亀戸天神 船橋屋 元祖くず餅


黒蜜ときな粉は美味しいです。この定番の組み合わせのおかげでそれなりに美味しく食べられます。ただ、このくず餅、あまり日持ちしないし(翌々日まで)、冷凍もできないので、東京にきたらお試しで味わってみるのがいいかもしれませんね。通信販売はありますが、単純に美味しさだけでいうなら、送料を払ってお取り寄せするほどの感動はありません。西郷隆盛が好きだったとか言われてますが、黒蜜きな粉は美味しいので、甘党な西郷さんが好きそうな感じは確かにありますね。😂



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