【筆ペン】毛筆タイプの筆ペンの比較ポイントと選び方。漫画や写経にも。

1060x660 Brush Pens


個人的な好みでお勧めするなら……

こんにちは(・∀・)
書道未経験の筆ペン初心者さんは、フニョっと曲がる筆先を紙に当てて書く、その距離感が掴みにくいのだと思います。やはり毛筆には、慣れとある程度の練習が必要で、書きやすい筆ペンと紹介されていても、まるっきり未経験の場合はやっぱり書きにくいものです。

書道経験者さんのように筆に慣れている方には、柔らかい「あかしや 天然竹筆ペン」が書きやすく、筆ペン初心者さんにはコシのある「ぺんてる筆」がお勧めです。あとは何を優先させるかで決まってきます。宛名書きなら耐水性を優先したほうがいいし、仮名文字なら極細を選んだほうがいいですよね。使用目的によってもお勧めの筆ペンは変わってきます。

そんな前提で、個人的に常に持っていたいなと思うペンは以下の2つ。

あかしや 天然竹筆ペン
ぺんてる ぺんてる筆 顔料 極細

この2つは本当に書きやすいと思います。ただし「ぺんてる筆 極細」は墨で手が汚れることがあるのがマイナスポイント。

ぺんてるのきらりは穂先が柔らかくてヘニョヘニョなので慣れるまでは書きやすいとは言えませんが、携帯するという点で抜きん出てます。呉竹の完美王は墨で汚れないという点は最高なんですが、個人的にちょっとだけ書きにくいんですよね。評価項目で順位もかなり変わってしまいます。それでも1本だけと言われたら、総合的に「あかしや 天然竹筆ペン」を勧めるけど、柔らかくて若干太めなので慣れるまではつらいです。



広告




毛筆筆ペンの違いと選び方のチェック項目。

  1. 毛筆タイプか、軟筆タイプか、硬筆タイプか
  2. カートリッジ式か、使い捨てか
  3. 筆ペン型か、万年筆型か
  4. 毛筆タイプの場合、天然毛か、人造毛か
  5. 染料インクか、顔料インクか
  6. 穂先の太さと硬さ
  7. インクの色(墨 / 薄墨 / 朱色)
  8. インクの色(カラー)
  9. デザインの好み



1. 毛筆タイプか、軟筆タイプか、硬筆タイプか

毛筆タイプを選んでください
書くことにこだわりがあるなら絶対毛筆タイプをお勧めします。軟筆タイプはスポンジのようなキュッキュと音がする穂先で、筆というより強弱のつくサインペンという感じです。硬筆タイプは超細字の場合にはアリかもしれませんが、ここでは省略いたします。




2. カートリッジ式か、固定式(使い切り/使い捨て)か

私の場合はくずし字を筆ペンで書いて覚えようと思ったので、カートリッジ式を選びました。芳名録のそばに置く筆ペンなどは安い使い捨てが適してると思います。また、漫画用に使う場合、カートリッジ式であっても箱買いする方もいるようです。


長期的、頻繁に使う場合はカートリッジ式がお勧め
あかしや 天然竹筆ペン(顔料)、呉竹 完美王(顔料)、ぺんてる ぺんてる筆(染料/顔料)などが代表的。


[AD] 書道用品の谷口文栄堂、他(Rakuten)



一時的に使う場合は固定式(使い切り/使い捨て)でOK
あかしや 新毛筆(染料)、呉竹 美文字筆ペン毛筆(顔料)などが代表的。


[AD] 書道用品の谷口文栄堂(Rakuten)



3. 筆ペン型か、万年筆型か

カートリッジ式の中でも、従来の筆ペンの形状のものと、より携帯性に優れデザインも美しい万年筆型があります。筆ペン型のほうが比較的カートリッジ容量が多いので、太い字を書いたりベタ塗りをする場合は筆ペン型が適しています。持ち歩く場合は万年筆型がおすすめです。


インクをたくさん消耗する用途には筆ペン型
呉竹 完美王(顔料)、ぺんてる ぺんてる筆(染料/顔料)などが代表的。


[AD] オフィスマーケット、他(Rakuten)


持ち歩いて使う場合は万年筆型
お手軽価格から高級品まで色々。ぺんてる きらり(顔料)、呉竹 COCOIROx毛筆(染料)、あかしや 天然竹筆ペン(顔料)、プラチナ 本毛筆/新毛筆(顔料)、呉竹 万年毛筆(染料/顔料)などがあります。





4. 毛筆タイプの場合、天然毛か、人造毛か

天然毛の筆ペンは非常に少ないので、よほどこだわりのある方以外は無視していい項目です。人造毛でも本物の筆と比べて遜色ありません。プラチナ 本毛筆はイタチの毛です。

開明の筆ペンは純毛筆、そして普通の書道に使える太筆があります。


[AD] 書道用品の谷口文栄堂(Rakuten)


[AD] コンビニマート(Rakuten)



5. 染料インクか、顔料インクか

染料インクは水に濡れると滲み、顔料インクは滲まないという違いがあります。染料インクは若干透明感があり、顔料インクは不透明とまではいきませんが、はっきりくっきりした色になります。個人的には水で墨が流れるのは嫌なので、顔料インクの筆ペンを使っています。メーカーによっても墨色が微妙に違います。


Brush Pen Ink Colors


特に目的がなければ染料でもいいと思います
ぺんてる ぺんてる筆の一部(染料)、セーラー ふで和み 本造り、パイロット 新毛筆など。

郵便物の宛名書き、水を使う絵手紙などは耐水性の顔料インクがお勧め
あかしや 天然竹筆ペン(顔料)、呉竹 完美王(顔料)、ぺんてる ぺんてる筆の一部(顔料)が代表的です。ぺんてる筆はグレー軸で区別してあります。





6. 穂先の太さ、柔らかさ、コシの強さなど

これは使ってみないと自分の好きな太さがわからないと思います。サイズが複数ある場合は、まず「中字」を選び、次から好みのサイズに変更します


1060x660 Brush Pens


太字・中字・極細が揃っている
呉竹 完美王(顔料)、ぺんてる ぺんてる筆(染料)がともに揃っています。




書きやすいと評判の「つみ穂」と「すき穂」
穂先の硬さも使ってみないとわからないと思います。ぺんてる筆の「つみ穂」と「すき穂」は書きやすさでは評判がいいです。ただし染料インクです。この つみ穂とすき穂の違いですが、
つみ穂は、穂先を摘んで筆のコシを強くしたもの
すき穂は、穂先を漉いて筆のコシを弱くしたもの
だそうです。




線のかすれについて
染料インク顔料インクに関係なく、インクが多い時はかすれず、少なくなってくるとかすれやすくなります。ぺんてる筆(顔料 極細)はかすれやすい気がしますが、かすれも含めて好きなのであまり気になりません。あかしや竹筆ペンや呉竹完美王はかすれにくいように感じます。

しばらく放置した後、インクを新しくしてもかすれる時は、カートリッジをいったん外して筆先だけ水洗いしてしばらく水の中に放置してください(ぬるま湯のほうがいいかも)。洗い終わったらカートリッジを付けなおして、黒いインクが出るまで書き続けます。最初は薄墨状態ですが、そのうち黒いインクが出てきます。



7. インクの色(墨 / 薄墨 / 朱色 / 金銀)

文字書き用途としては、墨・薄墨・朱色の3色が基本です。おめでたい時などに金銀などもありますね。お絵かき用など、墓石用の白い筆ペンもあります。





8. インクの色(カラー)

カラー筆ペンは以下の3つが代表的。色数の多さならZIGがダントツ。この分野では呉竹さんが頑張っていて、ラメやメタリックも出しています。
ぺんてる アートブラッシュ 全18色(染料)
呉竹 ZIG 全80色 リアルブラッシュ(染料)
あかしや 水彩毛筆 彩 全20色(染料)






9. 最終的にはデザインの好みを大切に

いつも使うものですから、好きなデザインのものを選びましょう。私はあかしやの天然竹筆ペンが好きです。呉竹のCOCOIROはかわいい軸を選んで毛筆カートリッジを入れると、かわいい筆ペンになります。大人向けで高価なものには万年筆と同じデザインでセットになったものもあります。